おっと失礼!

17

(月)

10月

エッセイ

長崎県知事殿

前略

 先般、回答を求めていた匿名の投書、ないしは投稿に関する長崎県行政当局の見解について、三択で何れか一つの選択を求める問いかけをしていたが返答がない。
知事自身、自分のことを事例としてあげられたことで、戸惑っておられる、いや怒っておられるのであろう!
ただ、権力にこびない一県民、そして吹けば飛ぶような組織体(一民間精神科病院)が本年5月に同じ思いをしたことが少しでもお分かりいただければ幸いである。
「人の痛み、思いを敏感に捉える...県政」とは、同じ体験、思いをしないと、なかなか知事自身のものにならないのだろう。そう、そこで始めて言葉に重み、説得力が生まれると思う。そういった意味ではよかったではないか。

おっと失礼、先般の手紙で三択から何れかの選択をと、お願いしていたが、もう一つあった。四番目の選択肢として、

「特別の人物、ないしは組織より、匿名の依頼があれば、それを尊重し、県幹部職員の独自の判断で速やかに実行する。」

これまでの経緯について、西脇病院ホームページのブログで詳細に掲載してきた。おかげで、各方面の関係者より、ご意見、ご助言をいただいている。そんな情報を総合すると、どうもこの四番目の選択肢が最も納得いくもののような気がする...。
如何なものであろうか?

一つ、この四番目の選択肢も含めて、再度、長崎県行政当局の匿名による投書、投稿の取り扱いについて回答をいただきたい。一つ増えたので複数回答でも可としておく...。
草々
                       
平成23年10月18日
西脇病院 理事長
西脇 健三郎