西脇病院について

沿革

1957年 西脇病院開設(定床56床)
  【西脇院長の一言】
私は10歳で幼かった。患者さんが自宅の庭の掃除などの手伝いをしてくれていた。父は家庭的な雰囲気を大切にした。だが患者さんは家族の一員になることはなかった。
1970年 定床260床とする
  【西脇院長の一言】
私は医学生だった。自分の限界を感じ、父にこれ以上病院規模を拡大しないようにとお願いした。
1982年 西脇健三郎氏院長・理事長に就任
  【西脇院長の一言】
父が急逝し、私は病院を引き継いだが、病院は超過入院の状態であった。当時の行政は増床の認可を取るように指導してきた。しかし、私は従わなかった。
1989年 精神科デイケア開設(同認可)
  【西脇院長の一言】
建前は地域に戻した患者さんを支えるため。本音は退院の促進で減少した入院収入を補完するためであった。
1993年 精神科作業療法開設(同認可取得)
定床255床とする
   
1995年 クリニック開設
  【西脇院長の一言】
精神科領域の広がりに伴い、軽症のうつ病、不安障害の対応のため一般医療機関よりの要請に応じて開設した。
2000年 病院増改修工事完成
  【西脇院長の一言】
建前は地域に戻した患者さんを支えるため。本音は退院の促進で減少した入院収入を補完するためであった。
1989年 精神科デイケア開設(同認可)
   
2000年 定床229床とする
ストレスケア病棟開設
(療養病棟A取得)
  【西脇院長の一言】
同じく精神科領域の広がりに伴い、長期在院者、急性期疾患、ストレスケア疾患と「差別はいけないが区別は必要」との発想から、病棟の機能分化を行った。
2001年 精神科デイナイトケア開設(同認可)
(急性期治療病棟基準取得)
  【西脇院長の一言】
建前は地域に戻した患者さんを支えるため。本音は退院の促進で減少した入院収入を補完するためであった。
2007年 開院50周年
  【西脇院長の一言】
私も還暦。「病院中心から地域中心への精神医療」ではない、「精神科病院は地域の重要な社会資源である」という私の理念を実現するためもう一踏ん張り頑張ることにした。
2013年 定床218床とする
  【西脇院長の一言】
2011年7月、4大疾病(癌・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病)に精神科疾患が加わり5大疾病となった。その要因は、20世紀末から精神科(心療内科)クリニックを受診した約100万人増の患者、その内訳は「気分障害・ストレス関連疾患・依存症」。しかし、その拠点病院がいまだ定まってない。そこで、これまでの実践を踏まえ、その拠点病院を整備オープンした。